7月はフラクシの新年度です。2010年にスタートしたこの会社も、9年目に突入しました(実際にはもう数ヶ月後ですが)。設立時のマイルストーンである10年が見えて来ました。低空飛行ながら。
テラヘルツ波の市場の盛り上がりに合わせるべく、当初よりテラヘルツの事業を一つの柱としてアピールしてきたわけですが、前年度の予測に対して1年ずつディレイするという恒例の市場予測にはいい加減うんざりしていました。
しかし、この停滞感にもそろそろ終止符が打たれるのではないかと思っています。感じています。
背景の一つはここ数年、大企業に限ってもたらされている好景気。
一つは実用化のめどが立ちつつあるいくつかのデバイス類の成熟。
残る一つはオリンピックイヤーに向けた取り組み。
このあたりからちびちびと巡って来ていると思われる、ちょっとした景気やテラヘルツ市場への希望のさらなる盛り上がりを感じるわけです。それは本当にちょっとしたものですし、その流れに乗るためには私どもにも一層の努力が要求されるわけですが、ポジティブに方向づけられている流れを掴まえたいと思います。
年頭所感というわけではないですが。