小さい会社ですので、お客様がお困りのことにはとりあえずすべてご相談にのります。そして、できそうなことは断らない方針です。
「レーザーやテラヘルツ光源を含む光学装置と周辺機器を開発製作販売」するのを本業としていますが、都合よく仕事が定常的にありませんもの。オプティクス1個から、構造部品1個からお引き受けしていますし、もちろんコンサルティングでもお役に立てています。
これらの区分にも入らない仕事だってたくさんやってます。そんな、ややフィールド外の案件のうち、今回は英語絡みの仕事を紹介しようかな。
といっても取り立てて英語ができるわけじゃないですが
私自身英語が飛び抜けてできるわけでもありませんが、なぜか英語が絡む仕事がポチポチあります。
その理由。
必要な要素が英語だけなら他にずっと優れた人が大勢いますし、今やGoogle翻訳も一般的な文書ではだいぶ使えるようになりましたので私の出番はありません。しかしその仕事が次のように因数分解できる場合、状況が変わります。
(英語)×(テクノロジーに関する知見)だけでだいぶ希少になります。さらに
(英語)×(知見)×(お金で請け負う)とか
(英語)×(知見)×(拘束時間が長い)となると、なかなかやり手がいないということかなと思っています。
この程度の仕事なら楽々こなす優れた科学者、技術者は世の中にあまたいるはずですが、日本では往々にしてそのような優秀な人は大学か公的研究機関、大きな企業に偏在しており、依頼が成立するまで困難だからと推察します。
事例
こんな内容で引き受けたという例です。
1. 技術文書(仕様書やマニュアル)の翻訳やメールの解釈
2. 特殊部品、装置等の輸入代行
3. 海外の企業で行われるセミナーにサポートで同行
4. カタログの翻訳〜日本語版製作
経験を買ってもらう
どのケースにも共通して言えるのは、英語で書かれた技術用語や特有の言い回しを日本語としてどう捉えるかがポイントってことです。新しい技術用語だと単語を単純に置き換えできないことはよくあります。Google翻訳はどんどんよくなっていますが、技術的な内容の文書をそのままオフィシャルな文書に採用するにはまだ抵抗があるかもしれません(強引な置き換えとか、一番知りたい単語がそのまま訳さず戻ってくるとかありますし)
苦労と愉悦
一つ一つ見ると・・
1.は割とよくあるケース。
2.は海外とのお金のやり取りが発生するので因数分解の結果は(英語)×(知見)×(送金手続き)という感じになります。テクニカルな面の負荷が小さければ、商社さんなら受ける案件とも言えます。
3.のケースは一度だけ受託しましたが、フラクシ以外では受けないんじゃないかと思います。先方でのプレゼンまでやることになって、準備が結構大変でした。(英語)×(知見)×(請負)×(拘束時間)×(社員のフリ)って結構ヘビーですもんね。
4.は1.に似てますが、違うのは気分のノリ。個人的に好きなんですよね、チラシ作りが。翻訳だけでいいって頼まれたのにわざわざ写真撮ってレイアウトして。コピーもつけたりして。
あ、フラクシのチラシ・ポスター類はすべて私の作です。外注してません。チラシのみのご依頼も承りますこの際。