事務所移転のお知らせ

ようやく暑さが収まりつつあり、気持ちよい風が今日も吹いています。東京もこれからがいい季節なのですが、その季節を今年は満喫できないようです。

フラクシはこの10年にわたって東京を実質的な拠点として活動をしてきました。主に営業活動を前提とすれば、東京は他の地域に替えがたい優位性のあるところでした。まず近在のお客様の数というか密度が違います。そして、国内および海外の取引先等へのアクセスがとても利便性の高い場所です。

一方で開発や製作という点で言うと、東京都内では作業スペースや自由度にどうしても制限があります。会社がもっと高い利益を確保できていれば広い場所を保有もできるかも知れませんが、それは率直な話、製品やサービスの価格が上がるということでもあります。お客様にとってもうれしくないばかりか、私にとっても特にうれしいことではありません。

あまりコロナウィルスの話はしたくないのですが、現在のところ営業に関する環境変化はこれを避けて言及することはできません。単純に言って、従来型のリアルな営業活動、すなわちミーティング、展示会といった、人と会うタイプの営業はほぼ全滅しています。残っているリアルは、重要度の高いミーティングと一部作業を必要とする納品くらいです。この程度なら極度の移動利便性はあまり考えなくてもいいはずです。

弊社が東京に拠点を置く優位性はほとんど無力化され、その結果、ものづくりに関わるネガティブな面だけクローズアップされることになっています。

つまり今となっては、研究開発および製作にとってストレスがなく、自由度を確保できる場所に移ることが会社運営、顧客サービスの向上の両面において効果的といえるわけです。

移転先は仙台としました。理由はいくつもありますが、まずは上記の条件が満たせるからです。広さとコスト、移動利便度、さまざまなサービスへのアクセスが、高いレベルでバランスしています。よりお客様の希望をくみ取った対応ができるはずですし、新しい試みをスタートすることもできるはずで、前途には希望ばかりがあります。

早ければ10月には移転して活動を開始できるでしょうけれども、本格的に再開となるまでにはさらに1ヶ月くらいは必要でしょう。お客様や取引先にはこの過渡期にはご不便をおかけすることになります。ご了承いただけますよう。

お取引きのある企業や個人の皆様には後日改めてご案内差し上げます。

新事務所所在地(2021年10月末より)

981-0952 宮城県仙台市青葉区中山5丁目3-32
電話:022-346-6045
※ ファクスは基本廃止といたします。

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