仙台という街

フラクシを仙台に移して1年と8ヶ月ほど。ここに腰を据えてよかったと思うこと(これがほとんど)と、ここがちょっとと思うことがはっきりしてきたね。仙台に縁ができてからもう20年以上経つのだけれど、改めて感じることがある。

それまで住んでいた東京との比較になるのだが、悪い方から書けば、まずは国内外への移動ということになる。もうこればっかりはどうひいき目に見ても東京の勝ち。東北方面以外はどう考えても東京からの方が早くてラクで、しかも安い。コロナで移動が少なかったのでうっすらと理解していたが、先月の4年ぶり海外出張の時羽田近くに1泊しないといけなかった事実によって明確になった。晴海(羽田まで車で15分)と比較するのは酷というものだが。

次は文化的機会の喪失・・と書こうとしたけれどこれも詰まるところ距離と時間の話だから上の段落の内容に集約される。買い物とか知人と会うとかも全部集約。なんだ、東京がよかったのって交通だけか。あとはそのインパクトだけど、外出や直接の面会が減っている現段階では重要度が低い。海外出張だって年に何度もあるわけじゃないし、国内でさえ今どきウェブにしましょうってケースばかりだし。

仙台はどうか。
まず水の話をしたい。
水の件は仙台に来てからかなり周りに言いふらしているので改めて思うネタじゃないんだけど。

日本人がおいしいと感じる水は軟水。水が硬いか軟らかいかはミネラルの量で決まり、世界基準で見ると日本の水はほとんどミネラルの少ない軟水だが地域差がある。で、東京は全国的に見てもやや硬く、仙台は軟らかい。調べると仙台が特にということではないらしい。
おいしさは個人の感覚なので硬い=まずいと短絡的に考えられないが、硬い水は多く含まれるミネラルのため
・洗剤が泡立ちにくく
・洗った洗濯物が硬くなりやすく
・シンク等に凝固物がつきやすい
という特徴が表れるらしい。事実東京で使い古されたカピカピの(scratchyな)タオルが、仙台の水で洗濯した結果柔らかさを取り戻すことを一昨年発見した。

一方これは個人の感想になるが仙台の水の方が甘く感じる。というか水道水を直接飲むことに抵抗がない。冬は朝晩ただのお湯を飲んだりする。もちろん水道水だ。おかげで東京でかかっていた飲料水に対するコストが大幅に減った。

何か仙台の話を整理したくなったので、次回以降もう少し自己正当化のための仙台特集をするかも知れないししないかも知れない。

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