中古オシロスコープのこと

オシロスコープは仕事の必須アイテムの一つ。ほとんどの電気信号の類いは一旦はオシロスコープで見ることが多いです。中古をうまく入れて、校正して使うというのが我々非力な企業のやり方です。最近少し速いのを入れたくて、できれば2~3GHz。このラインから下ならなんとか買えるから。

私が大学院生の頃にはすでに(お金があるところには)デジタルオシロスコープがありました。内部では信号データがデジタル化されているので、それまでのアナログと違ってデータの取り扱いはしやすかったはずですが、出力は各メーカーの独自規格のメモリカードか、GP-IB経由のプロッターないしプリンターでした。フロッピーも3.5インチが主流になるまでは搭載されていなかったし。これが25~30年くらい前のこと。

その直後の世代になるとようやく3.5インチフロッピーがつき、データを単体で持ち出せるようになりました。もちろんGP-IBやシリアル経由で取り出す方法はあったと思いますが、そんなことしてませんでした。

20年くらい前、WindowsがNTとか2Kとか言う頃には、オシロスコープのうち比較的高級品はWindows OSの上で走るようになりました。USBなど汎用性の高いインターフェースやタッチパネル、キーボードなどの周辺機器を統合したり、大容量データの受け渡し、ストア等にPCベースで動かすほうが楽で使い回しが効くからでしょう。

今のオシロスコープの状況は実はよく知らないんですが、やはりWindowsで動いているようです。いずれにしても現行の機械を導入する予算はありませんので、ここは除外でいいんです。

もちろん新品は無理です。中古ならどこを狙うか。
上記の議論からすると、
・おおむね25年以上前のものはデータの取り出しを(比較的非力な)インターフェースに頼る他ない。アナログ帯域が広くてもサンプリングレートはそんなに高くない。
・25~15年前程度のものはWindowsが走らないが、これはむしろメリットで、立ち上げに時間がかかったり、年代物のハードディスクのクラッシュの心配をしなくていい。サンプリングレートも高くなってきている。
・15年前より最近のものは基本Windowsでハードディスク。USB等、今でも広く通用するインターフェースがあるのは助かるが、立ち上げの遅さといざというときの怖さはある。

古ければ古いほど壊れる恐れが増すのは当然だと思いますが、10年以上前のハードディスクをなだめながら使うのって、かなり高リスクだと個人的には思います。まだオンボードのメモリの方が信用できる。そう思います。

考えると、Windows直前のハードディスク非搭載のタイプを狙い撃ちするのが今のところ最善のような気がしてきました。これなら3GHz-10GSa/sくらいのものはそこそこあるみたいですし。

オシロスコープを買うような人たちは価格なんて気にしないのか、周りの人たちにはあまり賛同されませんでした。お金持ちだなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です