COVID-19がもたらした変化(のうちのひとつ)

3月以降、それまでと何が変わったか。仕事が急激に減った。酒量が急激に増えた。猛烈にイヤホンを買っています。もちろん高価なものじゃないですが。これもコロナの影響がしらずしらずの間に自分の行動を変えているんでしょうか?

家族が隣にいるときは音にも気をつかいますよね

私も自宅での仕事が増えました。そしてその結果、家人と長時間一緒の時間が増えました。せいぜい朝と晩、休日くらいしか一緒にいなかった家族がいつも隣にいる環境。具体的に指摘できなくても何となく息苦しいのは私にもわかりました。狭くて防音もろくにない家の中、音楽をスピーカーで鳴らすのも気がひけて、ヘッドホンで聴くことが増えた頃です。

ヘッドホンは耳をふんわり包んで、ドライバも大きくて音がいいんですが、髪の毛ぺしゃんこになるのがイヤ。しばらく音楽聞いて、じゃ出かけるかとなったときになんか変な頭になってて困ることがあります。それに長時間つけているとやっぱり重かったり暑かったり耳たぶが押されて痛くなったり。

イヤホンの今どき

20年前なら、音質には興味ないけど小さいから電車の中で聞くのに使ってます、という感じのものが多かった。確かに音はよくなかった記憶があります。現在はイヤホンで音楽を聴くことが普通になり、それは危険だろうと思うような状況でもイヤホンをつけている人を目にします。そのためバリエーションがいろいろあるようですが、いまの主流はカナル型ってやつで、耳栓みたいに外耳道にグイグイ突っ込むタイプです。カナル型はイヤホンで聴く音の既成概念をかなり変えたと思いますが、かつてはあまり一般的じゃなかった。私も15年ほど前に知り、Ethymotic Researchという会社のを買って、その音の繊細さにびっくりしたもんです。

耳とイヤホンの健康上の(個人的)相性

しかし。カナル型には耳に突っ込むがゆえの問題が。私の耳の穴はつねにしっとりしてるタイプ。突っ込んだ耳栓がつるっと抜けるのはまあいい。耳栓部分がしばらくすると耳垢で汚れてくる、のもまあ自分のものなのでよしとしましょう。問題はしばらく使うと痒くなること。しかも一時的というわけでもなく、一旦痒くなるとずっと痒いんですよね。通勤中の30分だけとかなら大丈夫ですけど。深く突っ込む真性カナル型から浅く差し込むタイプ(呼び名はいろいろのようです)まで形状は様々ですが、どれも耳が痒くなるには十分な深さです。

耳の穴の位置にちょこんと置く、いまでもスマホの付録についてくる昔懐かし「あの」タイプは私の耳の健康の点ではいいんですが、今でも音はいまひとつ。あの形は正式な呼び名がよくわからなくて、インイヤーと書いてあったり、開放型と書いてあったりします。ネットを掘っていくと、イントラコンカって名前に行き着きました。でもそう呼んでいるのはマニアばっかりで何万円もするイヤホンに話題が集中。音はいいほうがいいけど、そこまでの高級品はすでに聴覚が劣化し始めている私には要らない。いずれにしても今やこのタイプは廉価帯が中心であとは正反対のマニアックな高級機ばかり。安めのを2つほど買ってみましたが音、装着感ともによろしくなく、これらは結局バイクのヘルメットへ内蔵される運びとなりました。

そしてついにアタリを引く

ヘルメット加工中に某PC周辺機器メーカーのイヤホンを見つけました。リリースして時間が経っているせいなのか、価格は定価の1/4ほどの実売6,000円とあります。よく知られたSとかAとかオーディオメーカーのではなく、PC周辺機器メーカーというところに引っかかりましたが、レビューもたくさんあって評判もけっこうよいので買ってみました。

よかったです。

earphones

レビューにあるとおり、超ワイドレンジではないが伸び伸びした音。明瞭でありながら聴き疲れしない高音域。ボリュームも最低音もそこそこながら、存在感をしっかりもたせた低音域。そして素直に朗々と歌う中音域。私の中のイヤホンのイメージが大きく変わりました。うまく耳の穴にフィットするようにスポンジを丁寧に選んでちょっと加工したりするとさらに好みの音になりました。奏でる音の伸びやかさ、本体の軽さがマッチして、それまで使っていたAKG702はすっかりお留守番になってしまっています。

このイヤホン、ボリュームを絞って聴いてもバランスが崩れないばかりか、絞るとさらに音楽全体の見通しがよくなるようです。なによりも耳への悪影響が少ない。したがって静かな環境で使うのがよく、そもそも開放型で音漏れが多いので電車中などには適しません。定番製品として長く販売されるといいのですが、今の時点ですでに古い機種ですから気がつくとディスコン、が怖いので1個新品を買い足しました。

マイノリティ?

ところでカナル型が主流ということは世の中、イヤホンで耳の痒くなる人(あるいは耳が湿っぽい人)は少数派、と理解していいのかな。密閉したほうが環境に左右されず設計通りの音を作りやすいというメーカー側の思惑とか、パーソナルな音楽視聴の場は外部からの干渉を遮断したいという聴く側の思惑とか、カナル型が主流になる原因はあるとしても。

町行く人のカナル型イヤホンを引っこ抜いて、君たちは痒くはないのかね?と問うてみたい。

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