社用車とケース

なにぶんスペースの限られた都心にオフィスを置いているので、いろいろとお金がかかります。以前は4つ輪っかのついた社用車があったのですが、駐車場だけでもかなりの負荷になり手放しました。

東京の都心ってのは公共交通機関の便という点では、世界を見ても他のどんな都市よりも優れていると思います。地下鉄やバスの毛細血管のようなこまやかで正確な移動手段から、東京駅からの新幹線、羽田からの飛行機といった飛び道具まで揃っていますので、日本のどんな場所にも最低限の労力と時間で行ける素晴らしさがあります。

一方で、東京周辺でも駅からちょっと離れたポイントには比較的苦労します。最寄りの駅からタクシーしかないとなると機動力がだいぶそがれますし、気分的にも下がります。新幹線や飛行機を使わなければならないくらい遠い場所なら覚悟も決まりますが、近いだけに。

2輪車を社用車に

コロナの影響が昨年の今ごろ出始めたことも一因となり、やはり公共交通機関だけに依存するのはよくないと思っていました。さりとて、4輪は維持費が高い。輪っか2つの駐輪場はなんと4輪の1/10、しかも野ざらしとか野放図な自転車と一緒とかではなく、鍵のかかる豪勢な専用駐輪場です。ということで2輪の社用車ということになりました。
スクーターも考えましたが、軽くてどこでも入っていける方がよいかと思い、ヤマハのセローをチョイスしました。1000ccに乗っているせいか、異様に軽く取り回しがしやすいのが、仕事で使うにも便利です。

あれから8ヶ月、ぽつぽつと乗って仕事にでかけていましたが、年度末の納品ラッシュの時期を考えると荷物の搭載を考えるようになりました。なにせセローは標準では積載スペースほとんどゼロですから。

ケースをつけたい。できればかっこいいやつ

せめて小型の段ボール箱を載せることができる、できれば取り外しが簡単なリアケースをつけたいところ。よくある樹脂のケースは必ずしも見た目がよろしくありません。変に丸っこかったり、逆にカクカクしてたり。容量の少ないやつはヘルメットが入らないとか、大きいのは重いとか。バリエーションはたくさんあるのに、コレ!ってのがないんですよね。不思議。ただでさえ細身で軽量なセローに載せるので、でかくて重いケースは避けたい。

悩んで1ヶ月くらい、とうとう最適解を見つけたのはGIVIというケースの本国サイト。WL901というモデルで、これまでのリジッドなケースではなく、やや遊びのある柔らかいシェルでジッパー開閉するタイプです。旅行用の軽いスーツケースによくあるアレです。

ありそうでなかったこの形

旅行用のスーツケースがしばらく前にガチガチで重量のあるハードケースから、やわらかくて軽いポリカーボネートのセミハードに主流が移ったのとまったく流れで、ようやくバイクのケースにもやってきたわけです。そういうのがバイク用にあってもおかしくないよなあ、と前々から思っていましたが、まさにそのものが、ちゃんと新製品で出たというわけです。

耐候性ではハードケースより落ちますし、雨は侵入します。ドライパックが付属しているのがその証拠です。なによりヨーロッパではこのヤワなケースをつけたままバイクを離れたら一発でやられるということなのかも知れません。ジッパーですし、シェルもナイフならざっくり行きそうな感じではあります。しかしここは日本。隣人を信じてこれに決めました。

見つけたと思ったら売ってなかった

日本にはまだ正式に代理店が輸入していないようで、ウェブショップを調べても並行輸入品があるだけです。それなら直接GIVIの本場イタリアから買えばよくて、日本のサイトだと27,000円もするものがイタリアのサイトなら15,000円くらい。同時にこれまた日本で正規輸入が見当たらない、ケースを固定するモノキーベースもお安く(日本で7,600円のところ、4,400円)。輸入送料と税金がかかりますけどね。

使い心地は良好

ケースは軽量な上にまあまあ見た目も悪くありません。2段ジッパーで少し容量を広げればフルフェイスヘルメットも収まるような記述があるのですが、ラッキーなことにフレキシブルなシェルのおかげで、ヘルメットを横に倒せば拡張しなくても閉まります。それにモノキーは1000ccのバイクのリアケースと共通なので、最悪そっちのでかくて重いケースをつけることもできないことはありません。

ハードシェルだと入るものは入る、入らないものは入らないの2択になるところですが、この緩さというかフレキシブルなシェルのおかげで、ちょっとムリ目の箱を強引に押し込むこともできます。小さい段ボール箱での納品には問題がないことがわかりました。基本モノが小さいのでこれで8割方済むってのは大きいね。

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