掘って掘って

フラクシ、基本的に自社製品を作って売るというスタンスなのですが、問い合わせによっては他社の製品をそのままご紹介した方がよほどお客さんにとってはよいわけです。

海外のメーカーを推す理由 別に推してない

国内メーカーなら紹介して(というか情報を出して)終わってしまうのですが、かつてあった会社がなくなったり、事業が途絶えて、仕方なく海外のメーカーを頼らざるを得ないケースは増えました。

海外の製品、特に既製品ではなくて仕様を決めてオーダーする製品の場合、先方との技術的なやり取り、支払い等を考えて弊社にそのまま依頼されることも増えてきました。

わからなくてもとりあえず飛び込む そして潜る

先日はキャビティリングダウン(CRD)分光に使う特殊な赤外ミラーが必要ということで話を伺いました。波長も特殊なら、部分反射率もかなり厳密に規定したいということでしたので、徹底的に探しました。結局ずいぶん前に海外の展示会で回収してきたパンフレットをつてに、ある海外のメーカーに問い合わせて、ようやくできるという回答がもらえました。

自社の製品に載せる部品を選ぶときも同じです。特殊仕様の部品を少量供給できる会社は多くありませんから、大げさですが世界中を探すほかありません。今はウェブでかなり調べがつきますが、埋もれて見えない小さい会社がまだまだたくさんあるようです。そういう依頼先を持っているかどうかが実は弊社の製品の可能性にも大きく影響するということから、たまには調査も必要だなと再確認しました。せっかくいいオプティクスの会社と知り合えたので、これをベースにいい製品がまた出せるといいんですが・・・

層が薄くなっていく基盤技術

国内にないんでしょうか?と聞かれます。

今となっては笑い話のような技術立国日本ですが、それでもなお光学部品を製造するメーカーだけでもたくさんあります。それらの会社には上記の特殊ミラーはできないのかと思うのですよね。うーん、ものによるとしか言いようがありません。できる・できないとやる・やらないが別ですし。

聞かれると焦りますよね。焦ってもどうにもできないんで、余計に。

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